「一度切れたり伸びると再生しない」って話も聞くんですけど本当ですか!?
切れたり伸びたりすることで、「バストが垂れたり離れたり」といったバストラインを崩す原因になります。
今のところ、損傷したクーパー靭帯を復元する方法はありません。
その為、できるだけクーパー靭帯に負担をかけないようにケアすることが大切なんですね。
せっかくなので、「ナイトブラちゃん」にクーパー靭帯が切れる原因やケア方法について詳しくご紹介しますね!
目次
そもそもクーパー靭帯って何?

- バストの内部に網目状に張り巡らされた組織
- バストを上向きに支えている
- クーパー靭帯だけがバストを支えている訳ではない
- コラーゲンを主成分としていて硬い
- 筋肉のように伸び縮みしない
- 切れたり伸びると元には戻らない
上記の画像で白く見えるのがクーパー靭帯です。バスト全体に網目状に広がっていて、バストと大胸筋とつなぎ、10代の頃のようにバストを上向きに保ってくれる組織です。とは言え、クーパー靭帯だけがバストを支えている訳ではありません。
バストが下垂する原因は「加齢によるホルモンバランスの変化」や、「急激な体重の増減」・「姿勢」・「サイズが合っていないブラジャー」など様々です。では、バストを支える要素の一つであるクーパー靭帯がが切れるとどうなるのか?次の項でご紹介します!
【画像あり】クーパー靭帯が切れたらどうなる?復活・復元するの?

出典:ワコール人間科学研究所
クーパー靭帯が切れると、上記のように「デコルテのボリュームが落ちる」・「バスト上部が削げる」・「バストが下垂する」といった状態になります。クーパー靭帯が切れることによって、バストが重力に逆らえなくなってしまいます。
クーパー靭帯は一本ずつがとても細いので、毛細血管をイメージすると良いでしょう。アキレス腱のように切れた瞬間に痛みや音が聞こえることはありません。気づかない内に損傷(切れる・伸びる)していくのが恐ろしい部分です。
ちなみにこれはバストに限らず、ヒップにも同様の現象が起こります。現時点では切れたり伸びてしまったクーパー靭帯を戻す方法はありません。その為、できるだけ今あるクーパー靭帯を保護して、負担を軽くすることが大切なんですね。
「クーパー靭帯が再生することはない」というのはあくまで現時点での結論であって、今の科学では説明が付かない「体の不思議」があるのかもしれませんね。
クーパー靭帯が切れる7つの原因と正しいケア・予防方法
原因 | 予防方法 |
---|---|
1.ノーブラ | シーンに合わせたブラ |
2.サイズの合わないブラ | 定期的にサイズを測る |
3.激しい運動によるバストの揺れ | スポーツブラ |
4.姿勢(猫背)によるバストラインの乱れ | 整体・ナイトブラ・サポーター |
5.加齢による胸元のたるみ | バストアップクリーム |
6.思春期や授乳期のバストの成長 | シーンに合わせたブラ |
7.急な体重の増減 | 適正体重の維持 |
※原因をタップすると各項目に飛べます。
ここからはクーパー靭帯が切れる7つの原因を、予防方法と合わせてご紹介します。キレイなバストラインを保つ為にも、少しでもクーパー靭帯への負担を軽くしましょう。
1、ノーブラ・カップ付きインナーの着用時間が長いことでバストラインが崩れてしまう

「バストが小さい」・「肩が凝る」といった理由で日中ノーブラの人がいます。また、「寝る時くらい楽なかっこうでいたい!」という理由から、ノーブラで寝ている人は少なくありません。
また、サポート力の低いカップ付きインナーもクーパー靭帯を痛める原因になります。クーパー靭帯が切れる原因として「バストの揺れ」があります。ノーブラやカップ付きインナーでは、バストの揺れを十分にサポートできません。
「寝ている間は関係なくない?」と思うかもしれませんが、「寝返りによる揺れ」や「うつ伏せによるバストの潰れ」などがクーパー靭帯を痛めます。日中はワイヤーブラ、夜はナイトブラの使用がおすすめです。
締め付けずにバストをサポートするナイトブラでは、viageの口コミが良いですね。少し値段はしますがユーチューバーのてんちむさんがプロデュースしたモテフィットも口コミが良いですよ♪
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2、サイズの合わないブラによる慢性的なクーパー靭帯へのダメージ

ワコールと宝島社の調査によると「7割の女性が自分のバストサイズを勘違いしていて、正しく採寸すると1カップ以上アップした」というデータがあります。サイズの合わないブラジャーをすることで、バストを締め付けたり揺れから守れなくなってしまいます。
特に最近の10代・20代は、バストを「大きく見せたい」・「小さく見せたい」という悩みから、サイズの合わないブラジャーをする方がいます。知らずの内にクーパー靭帯に負担をかけることになるので、必ずサイズに合ったブラジャーを付けましょう。
メーカーによってカップやワイヤーの形状が異なります。基本的にはブラジャーを買い替えるタイミングでサイズを測ったり、試着してから購入することをおすすめします。
また、ブラジャーに限らずナイトブラもキツイとクーパー靭帯を傷つけ、バストラインを崩します。まずは着用時間の長い昼用ブラから、サイズの合ったブラを購入しましょう。


3、運動時のバストの揺れによってクーパー靭帯を損傷する可能性も・・・
Aカップ女性の胸の動き、ノーブラ:昼用ブラ:スポーツブラ
運動時にどれだけバストが揺れるかご存知でしょうか?上記の画像はAカップの女性がランニングをした時のバストの状態を表したものです。ノーブラは論外ですが、昼用ブラをしていてもバストが揺れてしまっています。
昼用ブラは日中、バストを重力から守る為に作られています。対してスポーツブラは運動時のバストの揺れを抑えることを目的に作られています。それぞれ用途や目的が異なるので、シーンに合わせて適切なブラジャーを使用することが大切です。
ヨガなど、バストの揺れが少ない運動であればファストファッションのハーフトップでも代用できます。ただ、ランニングやボールを使った競技などをする方は、アンダーアーマーやショックアブソーバーなど本格的なスポーツブラをおすすめします。

4、姿勢(猫背)によるバストラインの乱れ

鏡の前にたって、胸の高さを意識しながら「猫背」と「背筋を伸ばした状態」を交互に行ってみて下さい。特にノーブラの状態で行うとバストの高さが大きく変わることが分かるはずです。
猫背になるとバストが垂れるだけでなく、あばら骨に沿ってバストトップが外側に流れてしまうのも分かるはずです。猫背の状態で生活するということは、この状態でバストに振動が加わるということで、クーパー靭帯を傷つける原因になります。
整体に通って歪みを解消するのも一つの手段です。ですが、姿勢を矯正してくれるサポーターや、背面がクロスになったナイトブラなどによって、日常生活の中で意識的に姿勢を整える方法もおすすめです。
長時間のデスクワークや、スマホなども姿勢が悪くなり易いので注意が必要です。座っている時も姿勢を意識しましょう。
5、加齢(エイジング)による胸元の皮膚のたるみ

ここで言う「加齢」は皮膚のエイジングのことを指します。乾燥や夏場の紫外線などによって胸元の皮膚もたるみます。顔には化粧水や乳液などアンチエイジングに励む人が多いですが、胸元のスキンケアは見落としがちですよね。
スキンケアを怠ると頬がたるんでシワになります。これはバストにも同じことが言えます。最近では「塗った部分の脂肪が増える成分」を含んだバストアップクリームも出てきています。
正直、使い続けるとなると少し高いので、ボディークリームなどで十分なので胸元のスキンケアを意識しましょう。胸元の皮膚にハリが出ればバストの下垂も防げますし、クーパー靭帯へのダメージも軽減できます。
バストアップクリームだとセルノートが口コミも良くおすすめです。ただ、メーカーによって成分なども異なるので、「色々なバストアップクリームから自分に合うものを選びたい」という方は、総合ランキングをチェックしてみて下さい。
6、思春期や授乳期のバストの成長によるクーパー靭帯の損傷

「思春期」や「妊娠・出産・授乳期」など、人によっては短期間にバストが4カップも大きくなります。クーパー靭帯は筋肉のように伸び縮みはしません。その為、クーパー靭帯はバストが大きくなった分だけ損傷(切れる・伸びる)します。
思春期に大きくなった胸が小さくなることはありませんが、卒乳すると母乳が作られなくなるので、バストは妊娠前のサイズに戻ります。これによってバストが垂れてしまい、しぼんでしまいます。
バストが大きくなる妊娠中や、赤ちゃんが母乳を飲んでくれなくて胸が張る時に、できるだけバストを揺らさないことが大切です。日中はワイヤーブラ、夜はナイトブラなどシーンに合わせてクーパー靭帯をいたわる必要があります。

7、急な体重の増減による皮膚のたるみやクーパー靭帯の損傷

体重の増減もクーパー靭帯を痛めます。太っていた人がダイエットに成功すると伸びた皮膚だけが残ります。バストの9割は脂肪なので、「太る=胸が大きくなる=クーパー靭帯が損傷する」ことになります。
太っている(胸が大きい時)にバストを揺らさないということも大切ですが、一番大切なのは太らない(クーパー靭帯に負担をかけない)ことです。
クーパー靭帯を鍛える方法はある?

クーパー靭帯を鍛える方法はありません。とは言え、バストを支えているのはクーパー靭帯だけではありません。その為、大胸筋などのバストを支えている筋肉を鍛えることで、バストアップすることは可能です。
イメージとしてはシリコンバッグを入れる豊胸に近いです。加齢や妊娠から卒乳によって損傷したクーパー靭帯は元には戻りません。大胸筋を鍛えてボリュームを出すことで、バストにも張りが出ます。
合掌のポーズなどが有名ですが、youtubeなどで「バストアップエクササイズ」を検索すると良いでしょう。内容によって効果やキツさが異なるので、「毎日続けられる内容を選ぶのがポイント」です。
クーパー靭帯は男性にもあるの?

恐らく男性にもクーパー靭帯はあるはずです。というのも、男性もホルモンバランスが崩れると胸が大きくなったり(女性化乳房)、母乳が出ます。とはいえ、通常の男性は乳腺も退化しています。
その為、バストを支えるクーパー靭帯も男性には不必要な組織なので、退化しているものの存在はしていると考えられます。太っている男性も加齢によって胸が垂れる傾向にあります。
切れたクーパー靭帯は手術で治せないの?

切れたクーパー靭帯を手術によって縫合するといった治療法は、調べた限り見つかりませんでした。アキレス腱のように切れるのではなく、「伸びる」ことや「一本一本が細い」ことが理由だと考えられます。
バストアップサロンなどでは「光豊胸」というバストケア方法があります。イメージとしては光脱毛と同じです。バストに特殊な光を照射することで、皮膚やクーパー靭帯にハリを出すと言われています。
ただ、病院やクリニックなどでは取り入れられていません。「光豊胸」を取り入れているのはサロンが中心です。美容効果はあるかもしれませんが、10代のようにバストが上向きになる効果については、あまり期待できないと考えて良いでしょう。
クーパー靭帯が切れて垂れた胸を直す方法はないの?

美容整形手術の中で「乳房吊り上げ術(バストリフト)」というものがあります。これは、肥満の人がダイエットに成功した後残る、皮膚の伸びた部分を切り取って縫合する手術と似ています。
バストの大きさや垂れ具合によって、切り取る皮膚の量や吸引する脂肪の量が変わります。垂れたバストを100%確実に上げるのであれば、この方法しかありません。ただ、保険適用外なので数百万円なんてことも考えられます。
クーパー靭帯に関するよくある質問FAQ
ここからは「クーパー靭帯」に対してよくある質問をQ&A形式でまとめました。クーパー靭帯についてさらに詳しく知りたい方・まだよく分からない方は目を通してみて下さい。
Q1、クーパー靭帯はマッサージで復元しないの?
A.バストをマッサージすることで、リンパの流れが良くなります。その為、マッサージをすることによってバストにハリや弾力が出ますが、「【画像あり】クーパー靭帯が切れたらどうなる?復活・復元するの?」でもまとめたように、クーパー靭帯が復元することはありません。
Q2、クーパー靭帯に良いサプリメントって無いの?
A.「クーパー靭帯」自体はコラーゲンを主成分とした組織です。でも、コラーゲンを沢山食べて「クーパー靭帯をを強くできた」や「切れたクーパー靭帯が修復した」といった調査結果は見つかりませんでした。
その為、特定のサプリメントを飲んだからといって、クーパー靭帯に良い影響を与えることはないと考えて良いでしょう。
Q3、バストアップクリームでクーパー靭帯を修復できない?
A.バストアップクリームではクーパー靭帯を修復することはできません。バストアップクリームには、「塗った場所の脂肪細胞を分化・増殖を刺激する」成分を含んだものもあります。ただ、「クーパー靭帯を修復する」成分や方法は見つかっていません。
バストアップクリームはバストにボリュームを持たせたり、胸元の皮膚にハリや弾力を持たせることで、垂れてしまった胸をバストアップする目的で作られています。
Q4、クーパー靭帯の保護におすすめのブラジャーが知りたい!
A.クーパー靭帯を保護するのに特別なブラジャーは必要ありません。「運動時のスポーツブラ」や「就寝時のナイトブラ」・「日中はサイズやワイヤー形状がフィットしたブラジャー」をすることでバストの揺れを抑え、クーパー靭帯を保護することができます。
Q5、コナン君までクーパー靭帯の大切さに注目してるって本当?
A.調べたところ「名探偵コナン File884 ピンク色の回答」でヒロインの欄に対して、コナン君が「ノーブラで走ると胸が揺れまくって胸を支えるクーパー靭帯が伸びてどんどんたれちまう・・・」というシーンがあるようですね。
名探偵コナンのこのシーンで「クーパー靭帯」の存在を知った方も少なくないようです。人気漫画にも取り上げられるほど、クーパー靭帯の大切さが注目されている証拠ですね。ぜひこのページを参考に、正しいケア・予防方法を身に着けて下さい。
まとめ
ここではクーパー靭帯についてまとめました。「胸の下垂」や「離れ胸」は、女性にとって避けられないエイジングです。ただ、正しいバストケアによってそれを遅らせることは可能です。
ぜひ「クーパー靭帯が切れる原因と対策」を見直して、正しいバストケアを実践し、美しいバストラインを保てるように努力しましょう!